子育てがひと区切りついて、十数年ぶりに保育士に復帰したいと思っている方、過去に保母資格を取ったものの保育職には就かず保育士需要の高くなっている今、保育職に就きたいと思っている方もいるかと思います。

 改めて自分の資格証を確認すると「保母資格証明書」「保母免許」となっていて、保母の名称のままで大丈夫なのかと不安になっている方もいるでしょう。

 そこ今回は、保母資格から保育士資格へと変更になって、どこが変わったのかをみていきましょう。保育職に就くにあたって、必ずやっておかなければならないことがあります。

保母資格から保育士資格へ

 保育職から長期間離れていたり、自分の子どもが成長して保育園と縁遠くなったりすると、現状の保育制度を知る機会がなくなりますよね。看護婦から看護師と名称が変更になったのは普通に認知されていますが、保母から保育士と名称が変わったことを知らず「保母さん」と言っている方はまだいますね。優しい女性のイメージを感じさせる保母という名称が変わったのはちょっと残念な感じはしますが、資格も保母資格から保育士資格と変更になっています。

 1999年4月1日、男女雇用機会均等法の改正に伴い、児童福祉法施行令が改正され、男女の区別のない保育士という名称に変更になったのです。それまでは、男性の保育士は保父と呼ばれていましたね。しかし資格の正式名称は男性であっても保母でしたから、ちょっと肩身の狭い思いをしていたかも知れません。変更後は、男女の区別のない保育士となり、男性の保育士も少しずつ増えて来ています。

保育士資格を取得するには

 保育士資格を取得するには、保母時代と同様です。厚生労働大臣指定の大学、短期大学、専門学校などの指定保育士養成施設に進学し、所定の単位を取って卒業すると取得できます。

 もうひとつの方法は、年に一度行われる国家試験「保育士試験」に合格して取得することです。保育士試験は、費用がそれほどかからないことから、他の仕事に就いているOLや主婦の間で受験する人が増えてきていますね。

保育士資格でできる仕事

 保育士資格を持っているとできる仕事も保母時代と同様です。保育園の仕事はもちろん保育園以外の仕事もさまざまにあり、児童福祉施設、助産施設、乳児院、肢体不自由児施設、養護施設などで、保育士として働くことができます。

 保育の専門的知識とスキル、愛情で、子どもに基本的生活習慣を身につけさせ、成長発達を促し自立を身につけるよう指導していくことが保育士の仕事。そして、日々成長していく子どもの姿を、間近で見られることが保育士としての大きな魅力ではないでしょうか。

 また、子育てに不安を抱える父母を支える「子育てパートナー」や「保育ママ」の仕事など、保育士の需要の幅は広がってきていますね。

変わったことはなに?

 ここまで読むと、保母さん時代も保育士の現在も、あまり変化がないように見えますね。名称は変化したけれど、大きく変化していない部分もあるということが理解していただけたと思います。

 次回は、変わったところを中心にご紹介します。